現代女性の約6割が便秘と言われています。
中には自分って便秘なの?と疑問に思っていたり、気付いていない…という方もいらっしゃいます。
こんにちは!!
新宿隠れ家リラクゼーションサロンcahAyaセラピストの出口です。いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
まずは便秘の定義をおさらいしていきましょう。
便秘の定義『3日以上排便がない状態、また出たとしても1日35g以下の場合』
便秘は毎日必ず出てなければいけないというわけではありません。逆に毎日出ていたとしても、残便感をつねに感じていたり、お腹のハリがある方が便秘という方もいらっしゃいます。
自分って便秘かも・・・という方はまず、自分がなんで便秘なのか原因を考える事が解消への近道となります。
今日はそんな人によって様々な異なる原因を考えていきたいと思います。
また、便秘の種類によっては他に何か病気が原因になっているという事もあるので、たかが便秘と思って放置なんてことはしないでくださいね。
原因① 食物繊維不足
現在の日本人は1日あたりの食物繊維の摂取量が大幅に減少しているというデータがあります。そのため、便秘の原因として非常に多いのが食物繊維不足なんです。
食物繊維は、消化や吸収、排便にあたって非常に重要な役割を持っています。食物繊維不足から引き起こされる便秘としては、日本人で最も多いと言われている弛緩性便秘です。
食物繊維は
・便のカサを増やす
・大腸の蠕動運動を促進する
・腸内の有害物質を吸着する
・腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌を減らす
といった働きを行います。
食生活の欧米化が進んだことにより、食物繊維の摂取目標量は男性で20g以上、女性で18g以上とされていますが、現在の成人男女の平均的な食物繊維摂取量は12.4gと言われています。
原因② 運動不足
運動不足は美容と健康に悪い影響をもたらし、便秘を引き起こす原因にもなります。
「身体を動かすと便秘に効果がある」という情報を聞いたことがある人もいるかと思いますが
、それは、運動をすることによって腸の働きを活発にして、自律神経を整え排便をスムーズにすると言われているからです。
運動不足を原因として引き起こされる便秘も、主には弛緩性便秘です。
運動不足での身体への影響はやはり、筋力の低下。人は排便の為にいきむ際、腹筋を使っています。腹筋を使っていきむことで腹圧が上がり、大腸が刺激され蠕動運動が促されることで、便が腸から肛門へと押し出されていきます。
そのため、腹筋が衰えると、このメカニズムが機能しなくなるため、腸の働きが鈍り便秘に繋がるっていくのです。
原因③ ストレス
ストレスから引き起こされる便秘は、ストレスを感じることで、大腸が痙攣し、排便に支障がでる痙攣性便秘と、心身の病気として位置づけられている過敏性腸症候群が考えられます。
ストレス社会と言われている現代。ストレスは交感神経を優位にし、自律神経を乱す原因となります。ストレスを受けている状態が継続することで、大腸の蠕動運動が鈍ってしまったり、逆に過度になって強く収縮することで麻痺を起してしまうなど、腸に大きな影響を与えます。
痙攣性便秘とは、大腸が痙攣してしまう事で発生する便秘ですが、動きは鈍っているのではなく過度になっています。
市販の便秘薬や下剤等は、動きの鈍った大腸に刺激を与えて働きを促す成分が含まれている為、ストレス性の便秘の場合は逆効果になってしまう事がある為注意が必要です。
原因④ 腸内環境の悪化
便秘になると腸内環境が悪化し、肌にも悪影響を与えてしまう事があります。「美腸」というワードが最近では耳にする事も多くなりましたが、美容や健康の点からも腸内環境のことは絶対に無視できません。
腸内環境には、腸内に棲みついている細菌が重要で、人体にとって良い影響を及ぼす善玉菌と、悪い影響を及ぼす悪玉菌、そして善玉菌と悪玉菌の優勢な方に味方し加勢する日和見菌のバランスが重要になります。
通常健康であれば善玉菌が優勢なため、腸の働きを活性化させてくれますが、腸内環境のバランスが崩れてしまうと、悪玉菌が優勢になってしまうため腸の働きが鈍くなり、便秘の原因になってしまいます。
原因⑤ 水分不足
水分は排便にとって必要不可欠な要素。水分不足は便秘の原因になりますが、便秘になると便の水分が奪われることで、より排便が困難になってしまいます。
人間の身体の約60%が水分と言われているように、水は生物が生きていく為にはとても重要な役割をしています。
水分の80%は小腸、残り20%は大腸でほとんどが吸収されると言われています。体内の水分が不足すると、腸の働きが悪くなり、便の水分量が減ってしまい便が硬くなる原因となります。便秘になると、大腸に溜まった便は水分をさらに吸収してしまう事で便がより固くなってしまい、悪循環に陥ってしまいます。
また、水分が多ければ、便の中に含まれる食物繊維が水分を吸い大きく膨らみます。そのため、便のカサが増え、腸が刺激され、蠕動運動が活発になります。ですが、水分が少ないと、食物繊維が水分を吸えず、カサが小さいため、便秘の原因となってしまいます。
原因⑥ 病気や薬の副作用
上記の5つの原因は普段の食生活や生活習慣を見直すことが改善の鍵となりますが、病気や薬の副作用によっても便秘は起こります。
このタイプの便秘は命に関わることもあるので、注意が必要です。
病気に由来する便秘は器質性便秘と言われていて、重大な病状が潜んでいる場合もあります。便秘をもたらす病気の代表例としては、大腸がん・腹膜炎・腸閉塞・腸捻転・潰瘍性大腸炎・子宮筋腫・甲状腺機能低下症・糖尿病などがあります。
特に病気に由来する急性の便秘は、血便や嘔吐、めまい、激しい腹痛といった深刻な症状が発生します。
また、薬の副作用によっても便秘を引き起こす原因となります。薬は、病気を治療するうえで非常に有用なものですが、どのような薬にも、主となる効果以外に副作用があり、薬の中には消化管の運動を抑制してしまい便秘を引き起こしやすいものなどもあります。
このように薬による便秘を薬物性便秘と呼び、日常的に服用している薬の量が多い高齢者に目立つ原因です。
薬が原因による便秘の場合は、便秘薬や浣腸、下剤などを自己判断で使用はせず、必ず主治医に相談するようにしてくださいね。
いかがでしたか?
あなたの便秘の原因に当てはまるものはありましたでしょうか?
便秘になるには人それぞれ必ず理由があります。
まずは今の自分の生活や食事を見直すことで、、改善する方法が見つかるかもしれません。また、cahAyaの腸セラピーでは、腸がもつ本来の力を取り戻すためのお手伝いをしています。
いつまでもきれいで、健康な毎日を過ごすために。
今できる事、初めてみませんか?
ayako
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